あたか農園だより
No.109
2010.10.27
 お待たせ、ホウレンソウ
 やっと、ホウレンソウの収穫が始まりました。
 どちらかというと冬の作物ですから、寒さには強いが暑さには弱い。さらに水に弱いときていますから、夏の高温で、たたきつける様な大雨が降ると一発でダメになってしまいます。
 ですから、夏の間お店では、あまり見掛なかったか、あっても雨よけのハウス栽培ものなど、えらく高い値段が付いたホウレンソウくらいではなかったでしょうか?
 我が家でも、、最初9月上旬に蒔いたホウレンソウはほとんど採れず、その次に蒔いたホウレンソウがやっとお届け出来るようになったところです。
 でも、寒さに強いホウレンソウはこれからが本番、冬に向かって美味しいホウレンソウをお届け出来ると思います。
 ちなみに、冬、ホウレンソウの葉っぱに針で刺したような白い小さな斑点があるのを病気ではないか?と聞かれることがありますが、あれは寒にあったホウレンソウの特徴で、病気ではありません。甘みの増した証しと思ってください。
 もっとも、斑点様によっては、たまに病気の斑点の場合もないとはいえませんから、心配な時は八百屋さんに訊かれたほうがいいかもしれませんね。
 料理人が野菜収穫
 野菜を収穫しているのは、レストラン「ぶどうの樹」の人たちです。
 「ぶどうの樹」は、出来るだけ地元の野菜を使おうと地産地消にこだわったレストランですが、今では全国に店舗を拡げています。
 この日は北は金沢から南は鹿児島のお店から岡垣町の本店へ研修で集まった方たちが、その一環で我が家にもやってこられました。
 普段は包丁を持つ手で鎌を持ち、朝自分たちで収穫した野菜を調理して、午後二行われた「ぶどうの樹」の試食会に出品されていました。
 自分の畑の野菜が目の前で料理人に収穫され、すぐレストランに並んでいる様はちょっと感激ものでした。なにより、生産現場の思いを料理に生かそうという姿勢が嬉しいですねぇ。
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