あたか農園だより
No.231
2020.12.24
 不作の金時人参収穫
 以前にも少しお伝えしましたが、今年の金時人参は発芽がうまくいかず、特に発芽の悪かった三分の二の畑をあきらめ、早々にトラクターで鋤いてしまいました。
 そんな状態ですから残った三分の一も無傷とはいかず、例年よりはまばらな生育ですから大不作(T_T)。
 そんな金時人参でもそれなりに生育し収穫時期を迎え出荷作業に入りました。
 あいにくというか不幸中の幸いというか、割れや又根などの規格外の割合も少なく例年になく高品質。
 やはりお正月のおせちにはこの鮮やかな赤い人参が似合います。
 出荷量が少なく、卸売市場出荷のみで直売所の出荷までは回りそうにありませんのでお手元には届き難く申し訳ありませんm(__)m。
 せめて写真で今年も少しは収穫はしましたよとのご報告まで。
 併せて、普通の人参は豊作ですから
そちらで代替えご使用いただけれ幸いです。(ちゃっかり人参の宣伝(^_-)-☆)

 かくも長き乾燥
 気温が低いこの時期だからあまり気にならないのかもしれませんが、もう一ヶ月くらいほとんど雨が降っていません。
 その一ヶ月前22日の雨も一時的にザァーとは来たものの雨量としては少なく、その前一ヶ月くらいも雨らしい雨がないことを思えばこれほど長期の雨無しも最近では記憶に無い。夏場であれば皆大騒ぎしているレベルでその乾燥のままでは作物の生育に大きな支障が出ていると思います。
 さいわいこの地域は灌水施設が完備しているので助かっています。
 この灌水に使うスプリンクラー、よく見ると本当によくできていると思う。水の勢いの反動で小刻みに回転し、均等に水を振りまいてくれる。
 それでも次の場所へ付け替えたり、詰まりを取ったり、ポンプの不調を直したり、のんびりはできませんが2日もあれば全面積を掛け終えることが出来ます。
 昔、重く長いホースを引っ張りジョロで水掛けをする手伝いをしてた子供の頃からすると夢のようです。
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