あたか農園だより
No.265
2023.10.24
 農園の秋はこの風景


 毎年10月にはお馴染みのこのアングルからの写真をあげています。年によって多少収穫が進んでいたり、遅れていたりはありますが、夏の焼けた土の茶色は徐々に大地が緑に覆われていく変化には心癒されホッとするひと時です。
 今年は猛暑の影響が秋まで続きホウレンソウが遅れた分例年より緑の広がりが進んでいないようです。そのホウレンソウ、最近やっと、それも途切れがちで続かないですが少量出荷し始めることが出来るようになりました。これから徐々に増えていくと思いますので直売所等でご購入いただきますようお願いいたします。
 来年の赤しそは始まっている
 あたかのシソは父の時代から50年以上自家採種。
もともと野生に近い作物。今流行りのF1(一代雑種)ではないから昨年育てた赤しそから種を採れる。それを50年以上繰り返し他の種が混ざってないから「あたかのしそ」は独自の品種といえると思っている(科学的根拠はないが・・)。
 その自家採種にここ2年くらい失敗してほとんどとれていない。幸いその前に採れた種で何とかしのいできたがもう限界、今年こそはと、何並みならぬ覚悟で面積も大幅に増やした。そして10月中旬の採種作業。





 面積倍なら作業も倍。シートの上で種の枝を叩き、フルイで振るう、これを5回繰り返し、。一回目で200リットルあったものが仕上げでは20リットル(黄色い容器の7分の一くらい)。幸い生育は良かったので2年半くらい蒔ける量はあるが、おかげで手は腱鞘炎(-_-;)

 
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