あたか農園だより
No.89
2009.2.19
  天気で生育大違い
 今年は3月頃までは収穫できないだろうと思っていたキャベツも、2,3日暖かい日があるとこのようになり、思わぬ収穫作業の追加でスケジュールは番狂わせの連続です。
 それというのも、こういう時はキャベツだけでなく、他の作物も同様で一斉に収穫適期がやってくるからです。
 年末から一月にかけて収穫する予定なのに生育がピタリと止まり、じっとしていたホウレンソウや小松菜、水菜などが今頃になって伸び始めるのですから判らないものです。

 でも、ちょっとした違いでそのまま枯れてしまうこともあるので、収穫できただけでもありがたいことではあるのですが・・・。
  地産地消が景気を悪くする?
 アメリカの議会で審議されている景気対策関連して「バイアメリカン」条項というのが問題になっているそうです。
 バイアメリカン-アメリカ製を買う、つまり、景気対策で行なう事業には自国製品を使うことを条件にするという。景気の悪い時だから自国企業の売上げを増やさなければ景気回復につながらない、という考え方らしい。
 それに対して、オバマ大統領が「各国がそんなことをすると、世界全体の輸出入が減りさらに景気が悪くなるからこの条項は付けるべきではない。」と言っていました。
 実際、かっての世界恐慌は当時の各国がそれをやったから全世界を巻き込んでさらに深刻な不況になったと、ニュースの解説がありましたから起こりうることなのでしょう。
 でも、考えてみれば自国製を買うということは、ある意味地産地消。地元で作ったモノを地元で買うということは自然な社会のあり様で正しいことのように思っていましたが、世界経済から見るとどうも違うようです。
 最小限足りないだけを補い合うというのなら分かる気もするのですが、それ以上にモノやお金を動かして利益を得ることに血眼にならなければ発展しない社会というのは、どこか間違っているような気もするのですが・・・。
 
  

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