あたか農園だより
No.101
2010.2.28
これから草との闘い
 いちばん早く蒔いた赤シソです。僅かに芽が出かけているのですが、ほとんど見えません。
 ところどころ緑が見えるのは全部雑草です。赤シソが芽立つ前から雑草だけは勢いよく育ってきます。油断をすると畑一面緑のじゅうたん状態になってしまいます。そうなると赤シソの成長に影響しますから、こまめに除草作業がかかせません。

 今年も一昨日から除草作業の始まりました。これから収穫が始まるまで三ヶ月余り雑草との悪戦苦闘の日々が続きます。
 最近は、この除草作業が少なくて済むように、種から蒔かずに、キャベツのように苗を育てて、ある程度大きくなってから移植する栽培方法に変える農家も増えてきましたが、種を蒔いて育てるほうが丈夫な良い赤シソが育つような気がして従来のやり方にこだわっています。
荷台でひと休み
 畑で作業をしていると、いろんな動物に出会います。ウサギやネズミにモグラなど、時にはイタチまでいてにぎやかです。
特に鳥はスズメに始まり、ハト、ヒバリ、カラス、ヒヨドリ、ツグミ、モズ、キジ等々数え上げればきりがないほど多彩で見ていて飽きることがありません。
なかでも、このハクセキレイやシラサギなどは人懐っこいというか、馴れ馴れしいというか、あまり人を怖がらず、手が届きそうなところまで近づいてきたりします。
でも、ちゃんと見抜いていて、こちらが意図を以って近づこうとすると、微かな動きでもサッと逃げてしまいます。で、諦めるといつの間にか戻ってきています。結局遊ばれているのは人間のほうだったりするのですが・・・。
仕事の進みは悪かったりするのですが、こんな風景を楽しみながら出来るのも農業ならではでしょう。

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