あたか農園だより
No.105
2010.6.26
 今年は元気なジャンボタニシ
 田植え前から、どうも今年のジャンボタニシは活発に動いているような気がしていましたが、予想の通りで低くて水の落ちにくい場所は、ご覧のように食べられてしまいました。
 一方、高い所は草が多く、いくら活発なジャンボ君でも食べ尽くせないようで、後日の除草作業が思いやられます。
 原因はハッキリしていて、田んぼが均平でないからです。
 分かっているなら直せばいいだろう、と言われるでしょうねぇ。でも、この均平作業はけっこう大変なんです。高そうな所の土を広く薄く削って、低そうな所にこれまた広く薄く撒かなければなかなか均平にはなりません。それも、おおよその予測でやるものですから、今年の田植え前にも少しやったところがあるのですが、そこは逆に高くなってしまいました。
 こういう作業ですから、やらなければいけないとは分かっていても、「昨年も何とか出来たし、まあ、いいか。」と、ついつい先延ばしにしてしまうのです。
 しかし、ジャンボタニシ除草栽培は、初期の水管理が最大のポイントで、その為には、田んぼが均平なのは絶対条件です。 その条件が悪い田んぼで、ちょっと管理を怠ると、右のような近所の田んぼの姿になってしまい、大きな減収となってしまいます。
 今年のように、ジャンボ君が元気な年は特に田んぼの均平作業の必要性を痛感させられます。
 来年こそは、と今は思っているのですが、その来年田植え前、のどもと過ぎれば何とか、となっていたりして・・・。

 いずれにしても、今年も無農薬のお米をお届け出来るように頑張りたいと思っています。

次の便り
前の便り
便り一覧