あたか農園だより
No.115
2011.4.24
 色彩選別機
 無農薬でお米を栽培していると、どうしても病気や害虫の被害にあってしまうのは避けられません。その結果、茶色く変色したり、黒い斑点が残ったりする米粒が混じってしまいます。
 もちろん、病原菌や害虫の毒素が残っているわけではないので食べても害は無いのですが、お客様のなかには、心配されたり、嫌われる方もおられます。ほんのわずかでも目立つので、見た目は悪くなります。
 これを手作業で取り除こうとすると、ピンセットで一粒づつ抓むという気の遠くなるような作業になるので、何とかご理解いただきたいと、そのままお届けしてきたわけですが、ずーっとこのままというわけにもいかず、思い切って色彩選別機を購入しました。
 その名の通り、色で見分けて選別する機械。高速で流れてくる米粒の中から被害粒を感知すると、それだけをはじき飛ばすという信じられない様な仕組みで、工業技術の進歩には驚嘆させられますが、それだけに、機械の価格も驚嘆するほど高く、感心したりタメ息が出たりです。
 ともあれ、お客様には今までより綺麗なお米をお届けできるようになりました。

 金時人参ものがたり
  季節ごとに行われるぶどうの樹の試食会で、我が家の金時人参をその場で搾って飲ませてくれるコーナーがありました。多少、人参臭さは残るものの、意外と甘くて飲みやすく、好評でした。
 
 それとともに、同じ金時人参を原料に作ったジュースの試作も出されていました。その名も、「あたか農園の金時人参ものがたり」。こちらは少しレモンや蜂蜜が加えられ人参臭さも無く、なかなかの味。
 近いうちに商品化したい、とのことでした。ひょっとすると、もうすぐみなさんのお口にも入ることが出来たりして・・・。

  
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