あたか農園だより
No.132
2012.9.27
 新米が採れました。 
 台風16号が襲来する直前、ぎりぎりセーフで稲刈りを終えることが出来ました。
 今年は、珍しく苗つくりから稲刈りまで台風の影響や長雨などの被害も無く、生育が順調だったおかげで収量も昨年より少し多く採れました。
 それでも、今年も農薬を一度も使わずに育てたこともあって、終盤、紋枯れ病やイモチ病が例年のように発生して稔らずにコンバインの外に飛ばされる籾が目につきました。  他の被害粒や稔り足りない玄米は籾摺りの段階で下米となり、これらはお届けする米からは外れます。ただ、カメムシなどの吸汁痕などもあり、これらは色彩選別機で除去していますが、完全ではないのでたまに黒い斑点などの粒が混じっていることがあります。 もちろん食べても害はありませんが、少し見た目が悪くなるのは無農薬で育てた証しだとご理解いただければありがたいと思います。今年も予冷庫に保管して、一年中味の変わらない美味しいお米をお届け出来るようにしています。
 
  稔らない粒は切断したワラと一緒に田んぼへ            紋枯れ病もひどくなると稲穂まで
 秋野菜の季節

 さすがの猛暑も勢いが弱くなり、朝晩は涼しいくらいになってきました。それと同時に、少しづつ畑が茶色から少し緑色に、そしてその緑が濃いくなっていきます。
 考えてみれば、山の木々と畑は逆の姿ですね。
 今は、小松菜、水菜、わさび菜を収穫の毎日です。
 台風16号の影響は心配したほどではありませんでしたが、それでも、金時人参は強風でかなり枯れました。人参も一部かれたところがあり、葉物も葉先が傷みました。でも、これくらいで済んでよかったと思っていたら、また、次の台風がやってきそうです。もう少しの間心休めそうにもありません。
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