Ｎｏ.135 ２０１２．１２．３１

金時人参超不作

年末一週間が勝負の作物、金時人参が今年は過去最悪というくらい不良品質でした。 　例年なら左のすらっとした形の良い人参が７〜８割なのですが、今年は右のような股や割れ、先が詰まったジャガイモのような規格外のＣ品が半分以上、頭を抱えるようなひどい結果となってしまいました。 　さらに悩ましいのは原因がよく分からない事。種を蒔く時期も肥培管理も例年とほぼ同じなのです。これから天候の変化など様々な要因を詳しく調べて原因を特定しなければなりませんが、これまでも、すっきりとした答えが見つかることはなかかな無いのが、つらいところです。 　何十年やっても野菜作りの悩みは深まるばかりです。

遊び心

そういうことで、ちょっとブルーになっていたら、出荷ケースの横にチョコンと置かれた一見狸でしょうか、ユーモラスな顔。 　箱詰め作業をしてもらっていたパートの方がその規格外の人参を見つけてイメージが浮かんだのでしょうね。逆さにして目を書き入れてくれたようです。 　作業に来て下さっているパートの方にしても、品質の悪い野菜を扱うのは気が滅入るものだと思いますが、こういう明るさを忘れない方々に来てもらって普段から明るい職場にしてもらって元気を貰っています。 　この気持ちに押されて来年こそは良い年に出来そうな気がしてきました。