あたか農園だより
No.153
2014.6.26
 集団移住大作戦
 長年、農薬を一切使わずにお米を育ててきましたが、一部途切れることになりました。今年から借りて作ることになった田んぼだけが除草剤を使わざるえなくなったのです。
 長い間お米を作ってなかったからか、ジャンボタニシがまったく居らず、田植えの時にはもう小さなヒエ(雑草)が80aの田んぼ全体にびっしり。
 さすがに手で除草するレベルではなく、やむなく除草剤の散布となりました。
 皮肉なもので、これまでの田んぼは逆にジャンボタニシが元気過ぎなのです。
もちろん、こちらは従来通り無農薬でいくつもりなのですが、かなり食べられてしまいました。
 そこで、今年は間に合いませんが、ジャンボタニシの多い田んぼから拾い集めて移住作戦をやってみました。ジャンボタニシを振りまいている姿を見て近所の農家が怪訝な顔してみていました。
 来年、借りた田んぼも無農薬に出来るようになるといいのですがねぇ。

 
 赤しそ出荷最盛期
 6月も後半になって、赤しその出荷最盛期を迎えています。
 多い日には3000束くらいの赤しそを収穫します。それを夕方までに洗って、水が切れた夜9時頃から箱詰めし、トラックに積んで出発できるのは10時半頃。
 出荷先は小倉と博多、毎日トラック2台で運んでいます。遠い博多になると帰ってくるのは午前一時頃、朝六時頃には起きて次の日の作業が始まりますから、多少慢性睡眠不足状態という、我が家にとっては、この前後一ヶ月半が一年で一番忙しい超農繁期です。

 

 梅が裏年ということで多少苦戦していますが、生育に恵まれ品質も良く、北九州と博多の市場では今年も最高の評価をいただいています。
 昔ながらの古い食材で手間暇も掛かりますが、梅干しは世界遺産にもなった和食の象徴と云えなくもありません。この機会にジャパニーズスローフードに目覚めてみませんか?(
梅干しの作り方
次の便り
前の便り
便り一覧