あたか農園だより
No.157
2014.10.27
 やっとホウレンソウ
 ホウレンソウがやっと収穫できるようになりました。
 例年であればもっと早く始まるのですが、不順な天候で例年より生育が遅れていました。
 それでも、8月のような極端な悪天候とまではないのですが、元来、寒い時に強い作物、気温の高い時にはちょっとしたアクシデントでも生育に影響が出てしまいます。
 結局、例年よりは一週間くらいは遅れての収穫になりました。
 でも、これからはホウレンソウにとってはお得意の季節。生育も順調になり、味も美味しくなってきますよ。

 赤しそ石鹸・赤しそ化粧水
 芦屋町の化粧品会社が、我が家の赤しそを使って化粧水や石鹸を作ってくれました。
 この化粧品会社(パルセイユ)(美容薬理)は、これまでも石油由来成分をまったく使わない純粋な自然由来成分のみの化粧品にこだわって商品を作るというポリシーがあり、その為、赤しそも今回まったく農薬を使わない無農薬で育てました。
 社長に言わせれば、赤しそはハーブの一種で、元々消臭や殺菌成分があり、化粧品に向いているとのこと。しかも、同じ町内で採れた顔の見える生産者の赤しそということで、安心安全を求める超自然派の消費者に自信を持って奨められると、積極的に取り組んでいただきました。
 芦屋町役場や商工会、支援機構の方々も、コトの仲介から完成まで、熱心に支援してもらいました。
 おかげで、この取り組みが国の進める農商工連携事業であると認定され、10月15日、九州経済産業局で交付式がありました。
 これをキッカケに、農家や商工業者が協力して地元の特産品を生かした取り組みが広がり、町の振興に繋がって欲しいですね。

 それにしても、赤しそといえば梅干し。梅干しといえば赤しそ。最近は赤しそジュースもありますが、食用以外に赤しそを使うという発想はありませんでしたねぇ。
 ましてや、農家にもっとも縁遠い化粧品とは!(@_@;)

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