あたか農園だより
No.169
2015.10.21
お待たせしました、ホウレンソウ
 今まで、小松菜、水菜だけのお届でしたが、やっとホウレンソウも採れるようになりました。
 高温に弱いホウレンソウは、夏場は育ち難く、芽が出ても、高温や強い雨で枯れてしまうことが多いのです。代わりに寒い冬には強いので、これから来年の初夏までお届け出来る作物です。
 ただし、順調にいけばの話です。なにせ、自然相手ですから、長雨、大雨、寒波と不安要因はきりがありません。むしろ何事もないことの方が珍しいかもしれません。



 9月の便りでは、8月の大雨の被害を影響をお伝えしましたが、9月の好天でその傷跡も目立たなくなり、その後蒔いた小松菜、水菜が育って収穫も順調に進んできました。
 ところが、10月に入ると一転、晴天続き。今度は一滴も降りません。降ればもういらない、降らなければもうそろそろひと雨を、と、農家というのはつくづく勝手なものだと思います。
 降るがいいか、降らないがいいか、というと、それはもう降らないがいいのです。何故なら、降った雨は取り除けないが、足らない水は掛けることが出来るからです。
 でも、これだけ降らないと、一通り掛けおわるとまた最初からと、毎日水掛けに走り回る日々(@_@;)。   やっぱり、そろそろひと雨を~。

 
 来年の赤しそ始動
 来年の赤しそ作りはもう始まっています。
 正確に言えば、今年の収穫が終わった時からが始まりです。
 種用に残した赤しその花が咲き、実をつけた頃を見計らって刈り取り、数日干してから叩いて種を落とします。
 それを、フルイの網目を変えて何度も選別し、良い種だけ残るように、文字通りフルイ分けます。
 40年以上、こうやって自家採種を繰り返し、あたか農園独自の赤しそが出来上がってきました。
 今年は台風15号の直撃で枝が折れたり、枯れたりでこれも大減収でした。
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