あたか農園だより
No.170
2015.11.27
 我が家の秋野菜揃い踏み
  

 人参の収穫が始まって、直売所の棚も賑やかになってきました。場所によっては、「あたか農園コーナー」か、と思えるほどです。
 ただ、11月に入ってから好天に恵まれ気温も髙めですから、生育が進み過ぎて世の中は大豊作。他の生産者も大量に出荷しますから販売は苦戦気味です。

 でも、太陽の光を充分に浴びて美味しい野菜に育っていますから沢山食べてください。
 潮受堤防
 農協のほうれんそう部会の研修で、農薬会社の工場を訪ねて農薬の勉強をしてきました。
 その帰り、諫早の潮受堤防を走りました。全長7km、真直ぐに伸びた堤防が有明海と諫早湾を隔てています。その中央付近にパーキングがあり、周囲を展望できるようになっています。
 現在、この水門を開けるか、閉じるかで佐賀県と長崎県で主張が異なり、裁判でも異なる判決が出て大きな社会問題になっている所です。

 有明海の海苔被害がこの堤防のせいかどうか私には分かりませんが、自然に大きく手を加える事によって、人間には思いもよらない深刻な事態を招くことがありうるぞ、という自然からの警告のような気もします。
 未だ解決が見えない福島原発を思うにつけても、自然なんて人間がどうにでも出来るという思い上がりがあったのではないか?昔の人はもっと謙虚に自然と向き合っていたはずでは?・・・など、いろいろ考えさせられる道中でした。
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