No.17
2003.2.11
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昨日、今日と少し寒さが和らぎましたが、暖冬の予想を裏切って今年は寒い日が多いですね。その寒さのせいか、昨年の暴落の反動か、野菜の値段も高めです。やはり、寒い時は寒く、暑い時は暑く、季節通りの天候の方が農産物の動きは良いようです。
ところで、その野菜の値段が高い年に限って、不思議と野鳥による食害が多くなります。安い昨年などは見向きもしません。どうも値段が判る?ようです。特にキャベツのヒヨドリの害は半端ではなく、それも一番大事な結球した部分を、ひどい場合は刳りぬいたように食べてしまうから腹が立ちます。当然いろいろな防鳥大作戦が展開されます。グッズもいろいろで目玉や反射テープ、糸、はてはカラスや鷹の風船・・・等々。最近は、不要のCDが効くらしいという声も聞いたので、試してみましたが、そのすぐ傍に降り立ってどこ吹く風。この知恵比べ、どうも連戦連敗の様相です。 2月10日
?知恵比べ?
今年は、寒いと同時に雨が多いですねぇ。この時期でも、収穫と同時に次の作物の蒔き付けも順次行わなくてはいけませんが、この雨天の多さでスケジュールは狂いっぱなしです。ほうれんそうも播種間隔がずれて、四月頃収穫が途切れそうなのが気になるところです。
そのほうれんそうの種で何年か前ネーキッド種子というのが売り出されました。お米の籾種でご存知のように、種子というのは大抵固い殻に包まれています。発芽するときにこの固い殻を突き破って芽を出すのですが、芽が出やすいように殻を剥いでしまった種がネーキッド種子です。珍しい物好きで、これもすぐ試してみたのですが、あまり結果は良くありませんでした。最近はあまり見かけないようです。固い殻を突き破る過程も生育に欠かせないものなのかもしれません。ヒヨドリの習性にしろ、種子の殻にしろ自然の摂理には、まだまだ人知の及ばないことがあるようです。 2月11日
★ネーキッド種子
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2月10日のキャベツ畑。
右奥は、収穫中の人参。