あたか農園だより
No.177
2016.6.18
  耐える
 今年も田植えが無事に終わりました。
 田植えは無事に終わったのですが、その後が無事ではありません。今年は、ことのほかジャンボタニシが多く、そのうえ元気。植えた横からもう苗に喰らいついて切り倒しています。
 ジャンボタニシに雑草を食べてもらい除草剤も使用しない無農薬栽培を始めてもう十年くらいになりますが、未だに試行錯誤のさ中にあります。
 どうすれば良いかは判っているのです。要は水田が均平なら良いのです。ところが単純なこれが難しい。水を入れて耕す代掻き作業のちょっとした動きでわずかに低い所が出来て水が残り、そこの稲が食べられてしまいます。 そこの水が無くなる待っていると高いところが乾いてしまう。何というジレンマ(-_-;)
 食べられて苗が無くなった何ヶ所かを眺めながら、もうしばらく我慢の管理が続きます。

 
 今年は苦戦気味
 赤しそ出荷は最盛期を迎えましたが、販売はあまり芳しくありません。
 どうも梅が不作のような雰囲気です。思い当たる節が無いでもなかったのです。我が家の自家用の梅がほとんど生っていなかった。ですから、卸売市場の担当者との打ち合わせの時に、梅の生産地の作柄はどうですか?と尋ねていたのですが、平年並みらしいとの答えしか返ってきませんでした。最近になって、「どうも今年は少ないらしい・・・」、とも。それはないでしょう(ーー゛)
 本来なら、申年の梅干しという事で漬ける人が多いはずなんですが、高齢化による食様式の時代変化も影響しているのかもしれません。

 それでも最盛期ですから、北九州と博多の卸売市場へ毎日トラック満載の出荷。博多は卸売市場が人工島へ新築移転統合され、昨年までよりは近くなったのですが、帰りは午前様になったります。しばらくは睡眠不足の日々が続きます。(@_@;)

 
 自分で作っておきながらですが、これだけの赤しそ、誰が使うんでしょうねぇ~(^^;
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