あたか農園だより
No.220
2020.1.30
 今お届している野菜
 雨続きで種蒔きはできませんが、収穫、出荷の方は何とかできています。
 たよりでお知らせしていたように、人参は不作には違いないのですが、規格外ばかりかと案じていた割には、秀品も直売所に出せるくらには採れているので少しホッとしています。
 ホウレンソウは栽培サイクルが短いので、秋後半に播種したものが順調でやっと安定してお届出来ています。

 よく、どこのお店に行けば売っているのかとお尋ねいただくことがあります。
 地域の産直でいえば、JA北九州の直売所、やさい畑遠賀店、水巻店、八幡店、若松店、小倉南区の西中店。若松二島のイオンの中にあるわいわいファーム。岡垣町の直売所、やっぱあ岡垣。芦屋町のスーパー「はまゆう」などには、ほぼ毎日出荷していますのでお買い求めいただけます。
ぜひ、今が旬の人参、ホウレンソウを存分にご賞味ください。
 農政改革
 普段、畑で体は使うが頭は使わないので、たまには勉強した方がいいだろうと、農業研修会に参加してきました。(最近は体もあんまり使ってないか・・(-_-;))
 講師は前農水省事務次官の奥原正明氏。事務次官といえば官僚のトップ、その上は大臣しかいない。しかも、パートタイムの大臣は詳しくない人もいるので実質農政を動かしてきたといえる。
 でも、今までの経験から役人の話は面白くないものと半分期待して無かったのですが、いい意味で裏切られました。厳しい時代背景はあるもののその中で次代を見据えて変えるべき政策に取り組んだ信念の人だというのが伝わってきました。
 感想として、今の農業の衰退は行政だけでなく、業界団体、そしてそこに頼ってばかりきた農家自身にも原因があると感じた。当たり前のことだが、自らの道は自ら切り開くしかないのだろう。
 考えさせられる研修会だった。奥原著「農政改革」お奨めです。


 
     
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