あたか農園だより
No.237
2021.6.26
 あたかのしその魅力は?
 お買い求めに来られるお客さんから、「ここの赤しそは他のとは色も香りも全然違う。少し高くてもこの赤しそでないと!」というお声を度々いただきます。
 農家としてはありがたい限りの評価ですが、じゃあ、何処がどう違うの?と言われると説明できない。エビデンスに欠けると言われても黙るしかない生産者としてはイマイチ自信が持てないところが悔しいところです。

 6月26日の読売新聞で我が家の赤しそを化粧品に原料に使ってくれているパルセイユ株式会社が紹介されていました。
 それによるとパルセイユさんがあたかの赤しそを九州大学と協同で研究してくれているようです。まだ最終結果は出ていないようですが、あたかの紫蘇と他の一般に紫蘇とは成分に差があるようだとのこと。
 お客様の評価が戴けるのもそんなことも関係しているかも?研究結果が待ちどおしいような怖いような(^^;)。




田の水見回り


 「毎日朝晩田んぼに来て余程ヒマなん?(笑)」近所の農家にからかわれることがあります。 ヒマどころか今は赤しその超農繁期。しかも見回るだけで何もせずに帰ることも度々、それでもこの幼苗期はきめの細かい水管理が欠かせない。ジャンボタニシやカエルが開けた穴から一晩で水が抜けてしまうこともある。水がないと乾いて生育に響くし、雑草も生える。水が入りすぎると幼い苗を食べられる。米作りも人間も一緒で、幼い時ほど手が掛かる。農薬代が要らなくていいなあ。という皮肉も聞こえてくるが無農薬栽培はそれ以上に手間も暇もリスクも掛かるのです。

        
 油断しているとこうなる。(>_<)


 これくらいになるとひとハードルは超えたかな?
ただ、この後も病気や害虫、台風、長雨などいくつものハードルが待っている。
全てのハードルを越えてもゴール前で転倒なんてことはよくある話。気を引き締めていこう。
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