No48
2005.9.21
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●寝た子を起しながらの稲刈り
コシヒカリは別名コケヒカリというくらい倒れやすい。むしろ、コシヒカリは倒れなければ収量がないという農家もいるくらいです。。ただ、刈るのに苦労するし、早い時期に倒れると品質の低下は避けられません。そこで倒れる寸前、穂先が地面につくかつかないくらいのところをねらって肥培管理するわけですが、その後の天候などで左右され、これがなかなか悩ましいんです。
今年は追肥時期の生育もよく、肥料も半分くらいに控えたのですが、台風前の集中豪雨のような夕立で倒れ、それに台風が追い討ちをかけて地面に張り付いたようになってしまいました。
悪戦苦闘しながらも、14日、15日の二日間でなんとか刈り終わりました。
ただ、ジャンボタニシ除草は大成功で、稲の食害も雑草もほとんどありませんでした。病害虫の農薬散布もしていませんので、今年は除草剤も農薬もいっさい使用しないお米が採れました。今月末くらいから新米をお届け出来そうです。
低速作業ですが、今の機械はよく刈ってくれます。
☆今どきのキャベツ植え
昔は地苗といって、畑に直接種を蒔いて苗を育て、それを引き抜いて栽培畑にひとつひとつ手で植えていたのですが、最近はセル苗といって苗箱にのせたトレイで育てます。一個ごとに根が回って鉢になった苗を移植機で植えていきます。田植え機の原理を応用しているのですが、箸で掴んでは植えていく動きが面白く、よく出来ているなあ、と感心します。ゆっくり歩くスピードですが、それでも手植えの三人分くらいは植えるようです。なにより腰が痛くないのがいい。(^^)/
来年の三月頃、硬いけど甘みのある美味しいキャベツが取れる予定です。
お米の苗箱に128個のトレイ
根が巻いて鉢が出来る
人間は付いて行くだけ。