No50
2005.11.22
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あたか農園だより
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★生育に追いつかぬ収穫
 人参もほうれんそうもそうですが、今収穫中の小松菜と水菜もどんどん大きくなって収穫が遅れ気味。
 好天に恵まれて品質は良いのですが、採り遅れて今年はノッポさんの水菜と小松菜を買っていただくことが多くなってしまいました。
 生育にかかる日数と収穫出来る能力とを考えながら作付けはするのですが、天候の変動には裏をかかれることばかりのような気もしています。
☆品評会の権威?
 20日に芦屋ボートレース場で開催された遠賀中間地区農業まつりの品評会で我が家のほうれんそうが最優秀賞を受賞しました。 
 うわーお!すごい!めでたい!と言いたいところですが、なにか素直に喜べない。と、いうのは、数点の出品中必ずしも「これが自信作」と思うのが入賞しないのです。
 たとえば、ほうれんそうの場合、色が濃いもの、株張りの良いものが選ばれる傾向にあるようです。でもそれが市場にむいているのか、消費者の要望にあっているのか疑がわしいところです。
 私の見るところ、色は浅くても若くてやわらかそうなもの、株張りもほどよいものが好まれる気がします。関東では一束14本以下だと規格はB品になると話もあるくらいです。過去には市場評価とからはかけ離れたものを選んでいるように思えて審査員の目を疑うようなこともありました。そのうえ、ここ何年か共販ものと個人ものとを別に審査したりして、いったいどれが目指すべき品質なのかいよいよ分かり難くなって何のための品評会かという気もしてきます。
 もちろん、受賞したからといって明日から最高値で販売されるという事もなく、直売所で大人気というわけでもありません。
 壇上で仰々しく賞状を授与され、それをうやうやしく戴くわりにはイマイチ気分がノリません。
 受賞しない時だとひがんで言っているみたいなので今年のうちに言ってみました。
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