No.63
2006.12.16
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あたか農園だより
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あたか農園の師走
 金時人参の収穫二日目、今日は突然の寒波で大荒れの天気。
 今まで、いつ冬になるんだろう?というような陽気が続いていましたが、時々雪も混じる冬本番の到来です。
 金時人参は正月需要が主で、これから25日までが勝負。雪が降っても槍が降っても休むわけにはいきません。総動員体制でフル操業が続きます。
 干ばつ年の豊作貧乏で値段は期待できないかも知れませんが、今年は品質が良く、揃った人参が並んでいるのを見るだけでも何となく嬉しくなって気持ちのいいもんです。
激安の魔力
 直売所の売れ残りを引き取りに行っている時、妻からの電話。

「帰りに安売りの八百屋さんから玉葱を買ってきて。」と言うので、
「玉葱なら今から行く直売所にもあるし、地元の生産者のだから、そこで買ってこよう。」と答えると、
「ダメよ!直売所の玉葱は高いじゃない。」ときた。

 「おまえなぁ、近くに野菜のディスカウントがオープンしたあおりを食って直売所の売れ行きが止まった時何て言ったあ?」

・・・・・・・・と言いたかったのですが・・・・・。

 農家の主婦にしてこれでは・・・トホホ(~_~;)。

 そういえば、友人の農家の話。
「直売所へ行った帰り、偵察のつもりでその野菜のディスカウント店をのぞいたら、バナナひと房100円で売っとったんよ。」
「バナナ20本くらいあるヤツが100円ばい、買わにゃおれんやろ?気がついたらかごに入れとったばい。」

人は、「安く買う」という誘惑にはなかなか勝てないようです。
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