No.68
2007. 5.16
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あたか農園だより
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ダイダイの花
 我が家の果物畑のダイダイの花が真っ盛りです。
 ミカンやダイダイはよく御存知でも、その花をご覧になる機会はあまり無いのではないでしょうか。
 少しはなれた所でも、石鹸や化粧品で嗅ぎ慣れたあの柑橘系のいい香りが漂ってきます。白く清々しい花はその香りと相まって横を通りかかっただけで心が少し安らぐような気持ちになります。

今年の赤しそは?
 昨年は過去最悪の結果に終った赤しそですが、今年は今のところ順調な生育でここまで来ています。ただ、生育が順調だからといって安心できないのが赤しそのツライところです。
 市場などの話では今年は梅が不作とのこと、梅漬け需要が大半の赤しそは梅が不作だと苦戦にならざるえません。
 悪天候を何とかしのいで育っても梅の作柄によっては大暴落も珍しくなく、どうなるか予想がつかないギャンブルのようなものです。そう言えば、なかなか勝てないところも同じだなぁー(-_-;)

苗作りから無農薬
 一般的な米作りでは、お米の種の籾種を病気予防の為に農薬に浸します。そして種を蒔く箱に入れる土にも農薬を混ぜます。そして芽が出るとこれも病害虫の予防で農薬と、苗箱の段階ですでに三回農薬を使います。
 虫も病気も発生しないかもしれないが、すれば被害が怖いので農協の栽培指導もそうなっていて、私も十数年前まではそうしていました。
 でも、ある時、大昔はそんなことはやっていなかったはずだと思って、思い切って全部やめてみました。
 本音を言うと、散布するのが面倒というのもあったのですが、実際やめてみると今まで虫も病気も一度も発生していません。今になってみれば、あの農薬散布は何だったんだ?とさえ思えてきます。
 何が何でも無農薬とこだわっているわけではありませんから、大被害が予想されれば散布も考えますが、幸いなことに除草もジャンボタニシの協力を得て種蒔きから収穫までここ数年無農薬で済んでいます。
 米作りに限らず、従来どおりやってきた事も常に疑問を持って見直すことが必要なのかもしれません。
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