あたか農園だより
No.77
2008.2.21
これも歳のせい?
 直売所出荷の途中、遠賀バイパスで迎える日の出です。
 少し夜明けが早くなってきましたが、冬至の頃は帰り着いたくらいでうっすら明かるくなるくらいでした。
 直売所に野菜を持っていくようになって朝が早くなりました。
 九時開店ですが、出荷は七時から八時半までの間です。昔は朝星夜星といって、朝も夜も星を見るほど長く働くのが農家と言われていましたが、寒い時期は朝星を見る毎日です。(もっとも夜は見ませんが・・)
  若い時は早起きが苦手でした。
「もう八時過ぎよ!早よ起きんね!」と言われる事が日課のようになるくらいで、寝せておけば昼近くまででも寝ていたことも。
 ところが、いつの頃からか早く起きるのが苦にならなくなってきました。
 目覚ましが鳴らなくても勝手に目が覚めてしまうのです。どうかすると五時くらいに目が覚めて、まだ早いからもうひと眠りと思っても目が冴えて仕方がないから新聞でも読むか、となったりします。
 二十歳過ぎの頃、遊びに来ていた友人が深夜2時頃帰りかけると、ちょうど野菜の出荷で起きてきた父と遭遇。友人は「こんばんわ」。父は「おはようございます」。 「おまえの家は泥棒の入る隙が無いわ。」と笑われたものです。
 その頃はそんなに早く起きる父の気が知れなかったのですが、その父の歳になったからでしょうか、今では分からなくもありません。ちょっと寂しいような複雑な気分ではあります。
 まあ、早朝の静かな時間の中でコーヒーでも飲みながらゆったりとしたひと時もそれはそれで悪くはありませんがねぇ(^_^)。

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