あたか農園だより
No.84
2008.9.20
 新米をお届けできる季節となりました。
 今年は台風の襲来もなく全国的にみても豊作のようです。
 我が家も豊作ですが、何より無農薬で育てられたことが喜びです。
 雑草は、ジャンボタニシが元気でよく食べてくれましたから除草剤は必要なく、この夏の猛暑で病害虫の発生は多少ありましたが、よほどの減収になりそうでないかぎり散布しないと決めていましたから何とか我慢して正解でした。

 ただ、病気や害虫の被害で品質の悪いお米(下米またはクズ米)も当然多くなります。
 もちろん、これらは機械で選別して取り除きます。実は、今年とれたお米から出た下米は約一割、つまり一割の減収。
この下米は近所の数軒農家の倍以上の割合だったと、我が家の米の籾摺りしてくれた友人が教えてくれました。農薬を適切に散布すればたぶん近所の農家並みに出来るだろうと思います。
 また、いくら選別して取り除いても、稀に一部欠けたり、斑点の残った米粒が残っていることもあります。
 でも、農薬を何度も使って多く取れる綺麗なお米より、ちょっと見かけは悪く収量も少ないかもしれないけど出来るだけ農薬を使わないお米を、まず自分が食べたいし、自分の家族にも食べさせたいと思います。
 この、米を自分や家族がたべられるか?という想像力があれば、今問題になっている汚染米のような問題は起こるはずはないのにと思うのですが・・・。
    
キャベツ植えも今は機械で
 キャベツは、昔は腰をかがめて一本一本手で植えると決まっていました。私のような腰痛持ちには辛い作業でしたが、野菜の移植機が出来てずいぶん楽になりました。 
 この苗を取って植える仕組みが実によく出来ているのです。 箸で挟むようにして掴み、機械があけた等間隔の穴に植え込んでいくのです。動きもユーモラスで見ていて飽きません。
 この定植作業も雨でぬかるむ中、何とか終わりました。
 収穫は年が明けて二月から三月と生育期間の長い作物です。

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